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現役美容師がホンネで明かす!『市販vs美容室』白髪染め3つの違いとは?

2017/06/05

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現役美容師がホンネで明かす!『市販vs美容室』白髪染め3つの違いとは?

美容師はどうせ結局、少しでも多く客を呼び込むために、市販のカラー剤をこきおろすんでしょ?


そのように思われても仕方ありません。


なぜなら私は現役の美容師であり、お客様に来店してもらい施術することで代金をいただき、生きている人間です。そしてそんな人間が書くコラムなので当然そのように仕向けていくと勘繰られても当然のことだと思います。


しかし、それと同時にヘアカラーの専門家としての美容師のホンネの意見を交えた事実を知りたくはありませんか?


信じるか信じないはあなた次第ですが、私としては本当に知っていること、感じていることを真摯に書いていきたいと思います。


それではタイトルにある、【市販と美容室の白髪染めの違い】、こちらを語る前に、いわゆるカラー剤の種類と特徴について説明しておく必要があります。


なぜならカラー剤と一口にいっても、いくつかの種類があり、原材料や染毛メカニズムはもちろん、用途、使い方も様々です。それらを軽く頭に入れておいていただけると、その後のお話が理解しやすいかと思います。

『カラー剤の種類、特徴、使い分け』

大きく分けるとヘアカラー剤は5つの種類に分類されます。



⑴ ヘアカラー(永久染毛剤、酸化染毛剤)

一回の施術で髪を染め上げることが出来る。

シャンプーをしても色落ちしづらく、比較的色持ちが良い。(2~3ヶ月)ダメージもある程度あるが、明るくしたり暗くしたりと色の幅も広く、最もスタンダードな染毛剤。

キューティクルを開いて髪内部のメラニン色素を分解し、染料が髪の内部にまで浸透し染まるというメカニズム。


⑵ ブリーチ剤(脱色剤)

キューティクルを開き、髪の内部のメラニン色素を分解することで髪の色を明るくする。(いわゆる脱色)一度脱色された髪は永久的にそのままで暗くなったり色味が変わることはない。

また、薬剤としての力も強いのでダメージも大きい。


⑶ ヘアマニキュア(半永久染毛剤、酸性染毛料)

キューティクルと呼ばれる髪の表面部分付近に着色する。

髪内部のメラニン色素を分解したり、染料を浸透させる作用はないため、色落ちも比較的早く、約三週間程度だと言われる。

また、⑴のヘアカラーや⑵のブリーチと違い、髪と同じ酸性であるため、ダメージはない。


⑷ カラートリートメント(塩基性染毛料)

こちらもヘアマニキュア同様、キューティクル付近に着色するため、色持ちはあまり良くない。

日々、使い続けることで色味を定着させていくイメージ。こちらも酸性なのでダメージはない。


⑸ 一時着色料(ヘアカラースプレーなど)

毛髪表面に顔料を付着させるもの。

一回シャンプーすれば色落ちする。


超カンタンに一言で説明すると、


⑴ヘアカラー剤・・・一般的なカラー剤(黒髪~茶髪)、少しダメージ


⑵ブリーチ剤・・・・金髪くらいにとにかく明るく、かなりダメージ


⑶ヘアマニキュア・・明るくはならず色持ちも良くないが、ダメージレス


⑷カラートリートメント・・シャンプー後に毎日連用することで少しずつ染まる


⑸一時着色料・・・・イベントなどのその日限定で使用する


このような感じですね。

お分かりいただけたでしょうか?


それでは本題に戻しまして、【市販と美容室の白髪染めの違い】についてです。


市販と美容室の白髪染めの違い

『市販の白髪染め』と『美容室の白髪染め』、違いは3つあります。


① 薬剤成分の違い

② 技術力の違い

③ ○○の違い


・・・ひとつずつ説明していきますね。


薬剤成分の違い 

5種類のカラー剤があると説明しましたが、その中でしっかりと白髪を染めることに適したカラー剤は、ヘアカラー(酸化染毛剤)もしくはヘアマニキュア(酸性染毛料)のいずれかになります。


ブリーチは明るくしかなりませんし、カラートリートメントは連用が必要なので美容室では基本扱いません。一時着色料はいわずもがなです。


ヘアカラーの市販品と美容室の薬剤成分の違いの一つとして、内容成分の一つであるアルカリ剤の違いがあります。


アルカリ剤は、染料を毛髪内部に浸透させるためにキューティクルを開く役割を持つものです。いわば強引にキューティクルを開くので、髪にとって良いものではありません。


市販品などで安価なヘアカラーは、どんな髪質でも染められらるよう、こういったダメージにつながりやすい原料、成分が多く含まれている場合が多いです。


つまり、市販品と美容室品の違いとしては、ズバリ内容成分による『ダメージの違い』、これが最も大きな要素だと言えます。


一方、ヘアマニキュアに関しては、もともとダメージしない酸性のものなので、市販品と美容室品には大きな違いはないというのが私個人が感じる正直な部分です。


このように言うと、「市販のヘアマニキュアを買ってセルフカラーで良いじゃん!」となりそうなので、一点だけ忠告しておきます。


ヘアマニキュアは皮膚に付着すると専用のリムーバーなどを使わないと取れません。(ヘアカラーは洗えば割と取れます。)


なので塗布は頭皮、顔まわり、首などに付着しないように細心の注意が必要なので、ハッキリ言ってかなりの技術力を要します。セルフマニキュアはリスク大です。


技術力の違い

これについては言わずもがなですが、美容師はウィッグでの練習に始まり、何百回とトレーニング、そして日々お客様を施術していますので、手際の良さ、ムラの無さ、仕上がりクオリティに関しては問題ないと思います。


セルフでも生え際や顔まわりなどの前の方は塗布できますが、後頭部に関してはなかなか難しいのが現状ではないかと思います。


また薬剤を狙ったところ以外の部分に付けないというのは、セルフではほぼ不可能だと思いますが、美容室では、新しく生えてきた根元だけ塗布(いわゆるリタッチカラー)することも可能ですので必要以上のダメージを回避することが出来ます。


つまり、塗布したいところに塗布するという最もシンプルかつ重要なことが美容室ではパーフェクトに出来、セルフでは正直難しいということです。


市販品に限らずですが、ヘアカラーというのはキューティクルを開くのでどうしても髪へのダメージがあります。何度も繰り返すことにより、ダメージはどんどん蓄積されていくのです。


数ヵ月後、数年後・・・髪の状態の違いはどうでしょうか?


白髪染めは、通常のヘアカラーよりも強い薬剤です。美容室であれば状態を見ながらリタッチをおすすめしたり、ダメージを最小限に抑え、きれいに見える施術をしていけます。「とりあえず白髪が染まれば」というのもわかりますが、数ヵ月後の美しさも大切にしてほしいなと思うのです。


○○の違い

皆さん、○○に入る言葉、分かりますか?

実はこれが最も重要です。


正解は「毛髪診断力と薬剤選択力」です。

つまり、状況判断力ということですね。


白髪染めにおいて望み通りの仕上がりにするということは、簡単そうに見えて実はかなり難しいことです。なぜなら、同じ薬剤を塗布しても、元々の髪色によって出る色は違いますし、また髪質によっても変わってきます。


また、同じ人の髪でも、根元と真ん中あたり毛先では、状態が全く違うことが多いです。なのでこういった場合は同じ薬剤で根元から毛先まで塗布するとムラになったりします。


美容室ではそういった状態を毛髪診断で見極め、部分によって使用する薬剤を使い分けたり、調合を変えたりします


市販品によるセルフでは、なかなかそのようには出来ません。市販品の箱に書いてある仕上がりイメージはほぼアテにならないのが現状ではないでしょうか。


ですので、【市販品によるセルフと美容室での白髪染めの最も大きな違い】は、『状態に合わせてベストな薬剤、塗布手順を選択する力』だと言うことが出来ます。


【まとめ】キレイに長持ちする白髪染めをお望みなら・・・

○薬剤成分の違い

○技術力の違い

○状況判断力の違い


「しっかりと白髪を染める」ということが第一条件ならば、この三点に関しては確実に美容室が上回っています。キレイに長持ちする白髪染めをお望みなら迷わず美容室をオススメですね。


ただ、「市販品でセルフカラー」にも良いところがあります


まずは安価で気軽、そして自分の好きなタイミングでできるという点です。忙しい現代社会において、時短というのは大きなメリットです。そちらを優先する場合は全然アリなのではないでしょうか。


また、ヘアカラーの種類の部分でも触れたカラートリートメント、こちらは市販で多く販売されていますが、日々お風呂でシャンプー後にトリートメントとして使用し続けることによって少しずつ染まるというものです。


染まり具合もナチュラルで、ガツンと染まり過ぎることもありません。どちらかというと白髪をぼかすといった感じです。


白髪の数が少なく、あまりハッキリ染めました!という感じにしたくない方には最適かもしれませんね。


こちらのコラムでは、「市販vs美容室」ということで白髪染めについて書きましたが、

ズバリ、結論!!

オススメは美容室!


「やっぱそうなるんかい!」

「はい、そうです。だって美容師ですから・・」


牛尾 雅彦

牛尾 雅彦

Written by: 牛尾 雅彦
美容歴18年、ZESTの総店長の牛尾です。 好きな言葉は「おまかせします」ぜひおまかせください。 最近では記事を書くことにハマっていて、コラムニストな一面も覗かせてますw
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